“私の家族 ジュニアール”              

ジュニアールも14才になりました!

                  2007年11月10日

 

我が家にミニチュア・ダックスフントのジュニアールがやって来たのは、
平成
79月、ジュニアールが2歳のときでした。

私の息子がマンションで飼っていたのですが、出張もあり彼にはジュニアールの世話をするのが難しくなっていましたので、私がもらいました。

数週間たったある日、私は何気なくジュニアールがマンションから散歩に連れて行ってもらう時いつも入れられていた専用のチェックの模様のボストンバッグを押入れから取り出したところ、シュニアールはものすごい勢いでバッグを目指して突進してきて口で咬みはじめました。

私はおどろいて咄嗟にバッグを取りあげ、また押入れにしまってしまいましたが、僕のだから、よこせと言う様に、精一杯の声をはりあげて鳴き出しました。

いつまでも鳴きやみませんでした。

翌日も翌々日もおもいだした様に鳴き続けました。

前の飼い主を、前の我が家を思い出してのことでしょう。

そのときまで私はうかつにもジュニアールの気持ちが分かりませんでした。いいえ、考えたこともなかったのです。私はその時ジュニアールの切なさをはじめて悟りました。

息子に来てもらうことになりました。

やがて、その日がやってきました。

[敏行さん来てくれるからね]と私が言うと階段をあがった二階の廊下で、今か今かと聞き耳をたてています。(当時は1階に猫を飼っていたのでジュニアールの居場所は2階だったのです)

やがてジュニアールにとって懐かしの車のエンジンの音がしました。

息子は階段を上がるなり、とびついてきたジュニアールを抱えて部屋の中央に座りました。

その時の光景は今も忘れられません。

あぐらをかいて座った息子のまわりをジュニアールはピョンピョンはねまわり息子にとびついて顔をぺろぺろとなめ、身体いっぱいで喜びをあらわしました。

何度も何度も同じ動作を続けました。

息子は涙ぐんでいました。私もおもわず目頭があつくなってしまいました。

こんなにも前の飼い主を慕うものかと。

私はジュニアールを心底かわいがって育てていこうと決意しました。

息子がさよならを言って帰った後ジュニアールは、はじめは大きな声で、だんだんと悲しそうなか細い声で2時間ほど後追い鳴きをしていましたが、そのうち鳴きつかれたのか、廊下でうたた寝をしてしまいました。

その後、数回1週間おきぐらいに息子に家に来てもらいましたが、ジュニアールは息子とひとしきり遊んで、息子が帰ったあと一緒について行きたいと言って泣く時間がだんだんと少なくなっていきました。

息子との対面が4回目になるとジュニアールは、もうぴたっと泣かなくなりました。息子とひとしきり遊び会話をし、次第にジュニアールの心に得心がいったからなのでしょうか。

以来、ジュニアールと私との付き合いは8年近くなりますが、ジュニアールは鼻炎でくしゅん、くしゅんとちょっと苦しそうな表情をみせる時もありますが、仕事を終え、夕方帰宅する私をひたすら待っていてくれます。

2003.7.1 記

日夏もえ子

 

                                                   2007年11月10日
                                          
HOME